テキスト音楽「サクラ」 ver.2 の新機能の紹介

エディタ機能を、大幅アップ
 サクラの、顔とも言える、テキスト入力エディタを大幅強化しました。
 まず、従来のキーワードによるエディタのカラー表示機能に加え、文字の大きさの簡易変更機能、編集画面の上下分割機能、ショートカットキーのカスタマイズなどなど、その辺のテキストエディタに負けない機能を持っています。
 そして、画面の左側に、音色や命令を挿入するタブがつきました。音色を視聴したり、さまざまなエフェクトを操作する命令をドラッグ&ドロップでエディタへ貼り付けられます。
 また、単語の上で、F1キーを押すか、単語を、マウスでダブルクリックすると、その、単語の意味と使い方を、ステータスバーに表示する機能もついてます。
カラフルな演奏モニター
 演奏の雰囲気を盛り上げる演奏モニターがついています。演奏の各種パラメーターを表示できます。また、モニターの配色を自由にカスタマイズできますので、自分だけのカラフルなモニターを演出できます!
 また、複数のMIDI機器を使い分けている人には嬉しいマルチポート機能がついて、演奏の精度が大幅にアップしました。
スキン機能
 エディタは、頻繁に使うものですから、見栄えがよくないといけません(たぶん)。そこで、サクラの概観を簡単に変更できるスキン機能がついています。
 あらかじめ、7種類のスキンがありますが、自分の好きな画像をスキンに設定することもできます。
曲掲示板の巡回機能
 サクラユーザーの方々が、自作の曲を曲掲示板で発表しています。
 曲掲示板には、現在 450曲(2002年8月)もの曲が書き込まれています。計算すると、なんと、月に80曲もの曲が発表されている計算です!!
 そこで、サクラ本体にも、曲掲示板の巡回機能を持たせました。過去ログを参照したり、キーワードで曲のタイトルや作者を検索したり、曲の得票率で並べ替えたり、いろいろな機能がついています。
 サクラの曲掲示板に書き込みをすれば、多くの達人たちから、感想やアドバイスをもらえますので、作曲の励みになること間違いなしです。
 ぜひ、ランクイン目指して頑張ってください!
互換性の優先・ソースコード公開
 Version.2製作にあたって、プログラムを、ゼロから書き直しましたが、Version.1で作った曲を、ほぼ同じように演奏できるようにしてあるので、過去作った音楽資産も活かせます。
 また、熱心なプログラマーのために、サクラのプログラムのソースコードを、ホームページで公開することにしました。MIDIファイルを作成する方法など、参考になると思います。
追加されたコマンドの解説
 ユーザーの皆様から要望のあった命令を追加しました。主なものだけ紹介します。

タイ・スラー

 『ドミ』のように、2つ以上の音符を&で繋げたときには、タイまたは、スラーの効果が得られます。今までは、ギターのグリッサンドなど、音を滑らかにつなぐのには、コツが必要だったのですが、&を使うことで、簡単に表現できます。詳しくは、"Slur"命令にて。

ソロ・ミュート

 今まで、なぜなかったのか、逆に不思議なんですが、ようやく、トラックのミュート・ソロ機能を実装しました。"Solo"と、"Mute"命令です。

時間単位で、スケールの変更を指定

 以前から、スケールを変更する命令"KeyFlag"はありましたが、それを時間単位で指定する、"TimeKeyFlag"を導入しました。強制的にフレーズをマイナースケールや、沖縄民謡にすることが出来ます。

関数の引数に工夫

 スクリプト機能で、関数の宣言時に、引数の値を省略した時の初期値が設定できます。
 また、文字列を引数に持つ関数の場合、従来ならば"Func( { mml } )"と書かなくてはならないところを、"Func{ mml }"のように、()を省略して書けるようにしました。(詳しくは、こちら

先進機能の先行指定の改良

 綴りが長いと不評だった、".onTime"や、".onNote"を、".T",".N"のように略した形で書けます。
 また、".onNoteSine"など新しい種類の先行指定を追加しました。(詳しくは、こちら

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