とりあえず書いてみよう!

そうそう、聞いた話なんだけど、歌手の中島みゆきさんは、曲を思いついたとき、ノートへ『ドレミソラーソミ』のように、カタカナでメロディーをメモしておくそうだにゃ〜。

えぇぇ!!
それって、サクラと同じ?!
そうなのにゃ〜。
こうやって、ドレミファソーって、カタカナで音楽を表す方法を、『ストトン表記』って呼ぶのだけど、アイデアメモにも、最適なのにゃ〜!

それじゃ、さっそく、何か簡単な曲を作りながら、ストトン表記をマスターするにゃ〜!!
はーい!
そういえば、小学校で、リコーダーを習ったとき、たしか、チューリップを覚えた気がするんだけど、『ドレミードレミーソミレドレミレー♪』と、簡単だったわ!
にゃ〜。それは、良い提案だにゃ〜。じゃあ、さっそく打ち込んでみようかにゃ〜。

童謡・チューリップの楽譜
ドレミー ドレミー ソミレド レミレー
ドレミー ドレミー ソミレド レミドー
ソソミソ ララソー ミミレレ ドーーー

そう、こんな調子で、音を伸ばすときは、『ー』を。音を休む休符のときは、『ッ』を書くんだにゃ〜!
わぁ、チューリップが鳴った〜!!
どう?簡単でしょう?
じゃあ次!
童謡の『かえるの歌』を作ってみようか!わかめちゃん、独りで作れるかな?
はーい!
かえるの歌も、そらで音階言えるから、きっと、楽勝よ!

童謡・かえるの歌。合ってる?
ドレミファ ミレドー
ミファソラ ソファミー
ドッドッ  ドッドッ
ドドレレ  ミミファファ
ミレドー
あら?
何か違うのに、気づいた?(にこにこ)
実はね、今は、音符一つの長さを指定してないのだけど。
その時は、基本となる音符は、四分音符になってるのにゃ〜。

だけど、かえるの歌の最後の、『ドドレレミミファファ』の部分は、四分音符の半分の八分音符で鳴らすべきなのにゃ〜。

わかめちゃん、楽譜読める?
読めないっ!!(音楽は楽譜じゃないわっ、よ!)
うう・・・。(前途多難の予感・・・)
要するにね、『ドドレレミミファファ』の部分が、前半のところより、2倍の早さで演奏するってことだにゃ〜。

まぁ、とにかく正しいデータを見てよ。
音符
ドレミファ ミレドー
ミファソラ ソファミー
ドッドッ  ドッドッ
音符
ドドレレ  ミミファファ
音符
ミレドー
(!)あ、なんか、分かった気がする・・・なんとなくだけど。。。
音符4だと、普通の長さで、音符8だと、短い長さで、演奏するのね!
(短い長さ・・・って。)
う、うん、まぁ、そんなところ。
『音符4』(四分音符)の半分の長さが、『音符8』(八分音符)なのにゃ〜

コラム★サクラで音の長さの表し方

以下のように対応しています!
名前 サクラで書くと・・・
音符 音符1
二分音符 音符2
四分音符 音符4
八分音符 音符8
十六分音符 音符16
付点四分音符 音符4.
四分音符の三連符 連符{ ドドド }4

オクターブを変更する/シャープ・フラット

へぇ〜。なんとなく分かったわ。
ところでね、『ドレミファラシドー』って書くと、最後のドが低くなっちゃうんだけど、これはどうして?
あっ、そういうときは、オクターブを変えるんだにゃ〜。
つまり・・・
ドレミファソラシ
って感じで、オクターブが変わったんだよと、『↑』で示す必要があるんだにゃ〜。
ちなみに下げる時は、『↓』だよ。
へぇ〜。分かった!
それじゃあ、一気に、2つくらい上のオクターブにするには?
そういうときは、そのまま、『ド↑↑ド』みたいに記号を2つ重ねるか、オクターブの番号を直接指定する方法もあるにゃ〜。
音階3 ドレミー
音階5 ドレミー
『音階』って命令で、直接オクターブの番号を指定するんだにゃ〜!
それじゃ、シャープとかフラットとか、ピアノの黒鍵にあたる音を鳴らすにはどうしたらいいの?
それはね、そのまま、『ド#』とか『ミ♭』って打てばよいのにゃ〜。
ちなみに、『♭』の記号は、『ふらっと』と書いて、漢字変換すれば、変換候補として表示されるにゃ〜。
うん!もう、完璧!(・・・だと思う)

コラム★オクターブの指定方法のまとめ

先に見たように、オクターブを変更するには、『音階』命令を使います。
音符8
音階4 ドレミファソラシ 音階5 ドレミファソラシ
音階6 ドレミファソラシ 音階7 ドレミファソラシ
範囲は0〜11までです。普通のメロディーには、だいたい4〜7くらいの音階を使います。

また、オクターブを1つだけ上げ下げする、『』『』の命令があります。
音符8音階4
ソーミファソーレー
ラーファードーーー

それから、次の1音だけ、オクターブを上げるという、『(Shift押しながら@を押す)』というのもあります。
音符8音階4
ソーミファソードードー
ラーファー‘‘ドードードー
(ちなみに、1つだけ下げるのは、『(Shift+2)』です。)

コラム★音の長さの指定方法のまとめ

音の長さは『音符』という命令で指定します。四分音符は『音符4』、八分音符は『音符8』のように、表します。

それから、音名の後ろに音符を、例えば『ミ4』のように、書いても良いことになってます。『音符4 ミ』と、『ミ4』が同じ意味になるのですが、『音符』命令を使った場合には、その後に書いた音符の長さが全部、四分音符になるのに対して、後者の方法だと、その音符のみ、四分音符になります。

例えば、メリーさんの羊を一時的音符指定を使って書きなおしてみます。
音符8
4.レド ミッミッミ
レッレッレ   ミソッソ
音符8
ミーーレドーレー ミッミッミーーー
レッレッレーーー ミーソッソーーー
※右と左の楽譜は、同じ意味になります。

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