リバーブ・ディレイ


エコー、というとカラオケ屋さんを思い出す人も多いかと思いますが、エコーには実に様々なタイプがあります。カラオケ屋さんのものはそれらを組み合わせたものです。

様々なエコーの違い、それは
反射音の多さで分けられてます。

おおまかに分けて2種類あり、

ディレイエコー 2,3回の反射がパラパラと
リバーブエコー 超高密度+反射音同士の共鳴

こんな感じになっています。

ディレイエコーは特別な装置ナシでも可能。
つまり同じものをちょっと遅らせて小さい音で鳴らせばいい訳です。

トラック1 音色73 音量127
ドレミファソー

トラック2 音色73 
音量90 ん8
ドレミファソー

とても簡単ですね。
笛系のものは、より綺麗に聞こえます。

聞こえる方向を分けてバラバラにするともっと神秘的な響きになります。

トラック1 音色73 音量127
ドレミファソー

トラック2 音色73 音量90 ん16. 
P( 0 )
ドレミファソー

トラック3 音色73 音量70 ん8 P( 127 )
ドレミファソー


音の出る方向は
半角P(方向)と書きますが、詳しい事はパンポットをご覧下さい。



リバーブエコーはもっと物凄い数の反射音が必要ですから、さすがに手書きでは無理なのでシンセのチカラを借りなくてはなりません。

GMシンセではこの機能を持つものと持たないものがありますが、表面的にはどちらか判らない場合が多いので、
REV( 127 ) ドレミファソー
と実際に書いて鳴らしてみた方が早いです。
半角で
REV(かかり具合)と書きます。

かかり具合は0〜127で指定してください。
127が最強です。

シンセがこの機能を持っていれば「ぼわーん」という感じであたかも巨大なホールで鳴らしたかのような音になっているはず。ただしかけすぎると反射音同士の共鳴で他の楽器の音が聞こえにくくなってしまうので注意してください。(かけている楽器も音像がはっきりしなくなります)

慣れない内は、普段はディレイにしておいて演出的に曲のある部分だけにかける、という方法がよいのではないかと思います。