TrackName = {"(TW-Music2の)コーラスについて"} Copyright = {"騎士王321"} MetaText = {"せっかくある機能ですし、使わなきゃ損な気もします"} /* 最近はTW-Music2を使う人も増えてきました。(あくまで、サクラ曲掲示板での話です) その背景にはやはり、最近のWindows系PCがMidiの分野で あまりに貧弱であるからだと推測します。 TW-Music2はMSGS・PC内蔵音源で鳴らすより多くの表現が出来るようになります。 そのひとつにリバーブ、コーラスのバリエーションがあります。 これはなかなか優秀で、自分でパラメータを設定できるという内容です。 これを使うと(もしかしたら)世間一般に通用するような ハイクオリティな音色を作ることができるかもしれません。 それでは今回はコーラスについて調べていきたいと思います。 リバーブはまたの機会に扱います。 リバーブはPanpot(定位)などの理解もしておかねばなりません。難しいのです。 まず、以下にTW-Music2のコーラスの特徴を挙げます。 ・トラックごとの設定はできず、16トラックすべてに同じパラメータを適用する。 ・曲の途中でパラメータを変えることは可能。 ・原音にそのままエフェクトがかかる。 また、リバーブも原音にエフェクトがかかるので、 コーラスをかけた音にリバーブをかけることは不可能。 ・テンポとの同期は(おそらく)不可能。 ・曲中、コーラスはつねに作動していて音を出すとその効果が出る感じ。 発音ごとに新しくコーラスがかかりなおすわけではない。 ・設定によって音のキャラクターがかなり変わってくるので、 コーラスの設定はかなり早い段階で行うほうが良い。 こんな感じです。 それでは次に各パラメータの役割をみてみます。 //ChorusSetting Wave Mix Dpth FB Freq Dly Phs //CuePoint={"TwmChorus( 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0)"} とりあえず、すべての値を0にしましたが、 これでもデフォルト(TwmChorusを使わないタイプ)のコーラスとは出音がちがいます。 (しかも何気に音太いし、意外とこれだけでも使えるかも) 略称 カタカナ読み 有効数値 説明 Wave ウェーブ 0か1のみ 波形。出音が変わります。それぞれの特徴はなかなか言葉に出来ません Mix ミックス 0~127 デプスなどの値のかかり具合。基本的に127でいいです Dpth デプス 0~127 ピッチのずれ具合 FB フィードバック 0~127 高すぎる値も低すぎる値もどちらも変な音がする Freq フリークエンシ 0~127 かかり具合(波形)の周期。1が一番ゆっくり変化する。0は常に全開 Dly ディレイ 0~127 どれくらい遅れてかかり始めるか、の値 Phs フェイズ(?) 無効? どこに影響してるのか、わけがわからないです じゃん!! きれいにまとまりました これさえわかればもう大丈夫です。あとはいろいろ試すだけです。 試してみることが一番大事なことではあるのですが、 何も無いところからいろいろ設定するのも面倒ですし、ベストともいえません。 なので、以下に僕の自作したパラメータをいろいろ載せておきました。 パラメータには知的所有権は(おそらく)存在しません。 とりあえず僕はこれに関しては知的所有権を放棄しますので ご自由にお使いください。 というか、素晴らしいパラメータ設定を見つけたとき、 その値を1でもずらせばご自分の作ったパラメータとなるのですから 硬く考える必要はないと思います。 アクシルさんのパラメータ設定はとても参考になります。 サクラWikiができたら、彼にも協力してもらえないか聞いてみます。 今回、僕もこの記事をつくるにあたって 初めてTW-Music2のコーラスを真面目に考えた気がします。 これでまたいろんな曲を作れる気がします。 以下、コーラスのサンプルや紹介などです。 */ //CuePoint={"TwmChorus( 1,127, 32, 80,127, 2, 1)"} /* パワーコーラス (三番目の値〔Dpth〕を動かすと少しずつ変化します) クラブトラック向け。深いリバーブに合う。ディチューンや音の割れ具合がカッコイイ 基本的に高域が強調された音色に合うのでクラブ方面でなくてもいける。 */ //CuePoint={"TwmChorus( 0,127, 16, 88,127, 48, 1)"} /* ポリコーラス パワーコーラスが原音を強化するタイプに対し、こちらはディチューンを強くかける。 最大までかけると@39とかが別の音色みたいになる。ほんと、パワーコーラスといい勝負。 */ //CuePoint={"TwmChorus( 0,127, 16, 25, 32, 40, 1)"} /* ジャズコーラス(アンプの名前ではない) エレガントなコーラス あんまりこだわりのないときにコンプレッサと一緒にちょっと通すと音がまとまるくん V.W(100,120,!8);//みたいにアタックの強い音は出だしの音を小さくする//Compresser */ //CuePoint={"TwmChorus( 1,127, 0, 64, 8, 64, 1)"} /* ピアノ用コーラス (三番目の値〔Dpth〕は0固定) 名前そのまま。ピアノソロの曲とかにどうぞ。少しは「らしく」なります。 ほかのトラックに使ってもあんまり意味のない特化型コーラス */ //CuePoint={"TwmChorus( 1,127, 30, 60, 1, 50, 0)"} /* 高い天井コーラス (故 梅本先生の作品『高い天井』で使われていた設定です) ロングトーンやハイハットの音色とかに良く効く設定です。 以下、本人によるメモです。 ゆらぎの周期を最も遅くし、フランジャー設定 ディレイを長めにとって、擬似ステレオに */ //CuePoint={"TwmChorus( 1,127, 40, 16, 16, 24, 1)"} /* ステレオ&エンハンサー 微妙にリバーブがかかったみたいにこもって聞こえる。 低音はかなり高域強調。音色によっては和音で音割れ(というか音域をつぶしあうことも) */ //CuePoint={"TwmChorus( 1,127,120, 64, 88,120, 1)"} /* メジャーキーコーラス(不思議ちゃん) なぜか和音が出来ちゃう!! (正確にはトレモロ) 面白トラックを作るときとか。そういうときは真面目なトラックはコーラスなしで我慢(ディチューンがあるよ) p%(250);//複数トラックを使い、それぞれのトラックのピッチベンドを微妙にずらすこと//Detune */ テンポ 126; 拍子 4,4; TimeBase = 96; TrackSync; Include(gs.h);//XS音源でない人はこれを絶対に書き込んでおきましょう Include(delay.h);Include(groove.h);Include(unison.h);//これくらいあればだいたい事足ります。 //あとはお好みでギターとかコードとかのインクルードファイルでも System.MeasureShift(1);ResetGS; TrackSync; //================================================================================================== //_演奏情報 //音の基準の高さを決めるチューニング(0~127)です。どれかひとつを有効にしておきましょう //GSScaleTuning(32,32,32,32,32,32,32,32,32,32,32,32);//古風な低めのチューニング GSScaleTuning(64,64,64,64,64,64,64,64,64,64,64,64);//ごく一般的なチューニング //GSScaleTuning(80,80,80,80,80,80,80,80,80,80,80,80);//YMO風の高めのチューニング //知る人ぞ知るTW-Music2のパラメータ設定。リバーブとコーラスを扱います //ReverbSetting Time Dpth High CuePoint={"TwmParam(120,125, 40)"}//リバーブ。各値は上記を参照 //ChorusSetting Wave Mix Dpth FB Freq Dly Phs //CuePoint={"TwmChorus( 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0)"}//コーラス。各値は上記を参照 TR(1); @88,0,0;//いろんな音色で試してみてね V(120);EP(127);P(64);M(0);p%(0); REV(20);CHO(127); o4;l16;q129;v127;t0;r1 [4 "ff"fa-^"f`c"f] r1 [2 [3 '"d-fa-`c'r:r][3 '"e-fgb-'r:r][3 '"fca-`c'r:r][3 '""a-e-a-`c'r:r]] r1 TR(10);KeyFlag+();Key(0);//ドラムトラックはいつでも同じキーにしておきましょう @27,7,0; V(120);EP(127);P(64);BR(12);p%(0); REV(2);CHO(0); o3;l16;q9;v0;t0;r1 Sub{[8 [4 '"bc'4]]} Sub{[8 [4 r8a+8]]} [8 [2 r4d+4]] //↓仕切り線です。ご自由にお使いください //================================================================================================== //--------------------------------------------------------------------------------------------------