曲を打ちこんでいると、もっと細かいことや、いろいろやりたいことが出てくると思います。 日本語を使ったストトン表記だけでは、もの足りなくなったら、スクリプトが使えるMMLに進むことをオススメしますが、MMLを覚えるのが面倒でしたら、定義ファイルを使いましょう!音源操作やちょっとしたことが簡単に出来ます。 ●曲をフェードアウトさせて終わらせたい フェードイン・フェードアウトさせるには、fadeio.hという定義ファイルを使います。定義ファイルを使うには、曲の一番初めに、以下のような文を書きます。
それでは、フェードアウトとフェードインを使った例をあげてみます。
それから、全てのトラックを同時にフェードアウトさせるには、FadeoutAll(小節数)を使います。
●簡単にメロディーをハモらせたい! メロディーを部分的にハモらせるには、定義ファイルunison.hを取りこみます。 ・・・ですが、ここで、定義ファイルの読み方の説明をしたいと思います。これが分かれば、どんな定義ファイルでも使えるようになりますから。 まず、この定義ファイルというものが,どこにあるのかですが、サクラのインストールされているフォルダーを\SAKURAとすると、\SAKURA\Include\にある、"名前.h"のファイルがそれです。メモ帳などで開いてみると、 Function 名前(引数){ ごにょごにょ。 } と、いう形のものがたくさん書いてあると思います。 この一塊が、一つの命令です。何に使えるかは、コメントが書いてありますので、分かると思います。 それで、これを使うには、 名前(引数) と書けば、その命令が実行されます。 引数には、数字か文字を書きます。(普通は数字を書きます。文字は、{ }で括ります。詳しくは後述。) それではお待たせしました。メロディーのハモらせかたです。
最後のUnisonがちょっとクセ者です。( )で括り、その中でまた{ }で括っています。これは、文字列を表す記号で、忘れるとエラーが出るので注意してください。{ }でドレミを括った後の ,7 は、7半音上でハモるという意味です。 実際、定義ファイルを見てみます。
引数の1つ目がStrとなっています。これが、文字列を表す識別子で、{ 文字列 }と書きます。また、Intには、数字を書きます。 定義ファイルの使い方がわかって頂けたでしょうか? |