実際に関数を作ってみる


関数を作るには?

 関数を作るには、C言語など、プログラムに関する知識が若干必要になります。それは、サクラのスクリプト機能は、C言語をベースに設計されているからです。

 しかし、実際には、C言語すべての知識が必要なわけではありません。四則演算と、簡単な関数の記述方法が分かれば問題ないかと思います。


C言語との違い

 C言語と、サクラスクリプトの違いをあげてみます。

変数・関数名

 まず、変数や、関数の名前は、大文字からはじめる必要があります。小文字からはじめることも出来ますが、それだと、1文字で1つの命令だとみなされます。

記述方法

 関数の記述方法ですが、以下のようになります。

Function 関数名 ( 引数の型 変数名 = 初期値, 引数の型 変数名 = 初期値... ){
  //関数の内容
}

 関数というものの、関数の型を指定することは出来ません。このとき、引数の型と、初期値は省略ができます。引数の型を省略すると、その引数は自動的に"Int"型になります。

文字列の扱い

 普通、C言語で文字列を扱うときは、文字列を、"abcdefg"のように扱いますが、サクラでは、{ abcdefg } のように、ダブルコーテーション""の代わりに、{ } を使います。

Str S = { cdefg }

詳しい内容

→変数と関数


スクリプトのテスト

 まず、関数を作るにあたって、知っておくと便利な知識をまとめてみました。

●変数の内容をチェック

"Print"命令を使うと変数の内容をチェックできます。また、"MsgBox"命令を使うとダイアログを表示できます。

Int A = 50
Print(A)

●コマンドの値をチェック

 "MML(コマンド)"命令を使うと、l や v などのコマンドの値を調べることが出来ます。


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