【雑感】
なるほど。パート譜的記述が普及していないのは、要するに
・DTMの世界ではパート譜的に書くのが普通だ
ということなのですね。確かに、打ち込み方法として一般的なピアノロールだとパート譜的に考えざるを得ませんね(ピアノロールを使ったことがないので実際はよくわかりませんが……印象としてはそういう気がします)。MMLにしても、普通のMMLだったら、パート譜的記述のほうが圧倒的に書きやすい。
(単に「書きやすい」というだけで、音楽を作りやすいかというと、個人的には決して作りやすくないと思いますが……。休符一個書き忘れていたとしても、気づきにくいですし。museの「譜面モニタ」みたいなものがあれば別ですが、サクラにはありませんしね。)
(広義の)MMLで総譜的記述を推奨しているものって案外ないんですねえ。知っているものだと、museとABC notationくらいなもの。
(museはクラシック音楽を入力することを念頭に作られているので、総譜的記述が容易であり、それが推奨されている。また、ABC notationもMMLではなく文字譜として開発されたので、総譜的記述がとても容易。)
そういえば、同じくクラシック音楽を念頭に作られたMMLであるLilyPondは、パート譜的記述が推奨され、総譜的記述が困難な仕様になっています。やはり、音楽をコンピュータに打ち込む方法としては、パートごとのほうが一般的ということなのでしょうか。
残念なことに、私のように頭が柔軟でない人間にとっては、パートごとだと頭が混乱しますが……。
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【お礼】
シンプルでわかりやすい例をあげてくださって、本当に感謝です。これなら、無駄にマクロを乱用することもないし、極めてmuseに近い形での記述で可読性が高いし、記述効率もいい。
ありがとうございます。