もし、よろしければTW-music2で再生してみて下さい。
全ての音が問題なく発音されているならば、ボイス数不足か何らかの処理落ちの可能性があります。
実はこちらも同じような現象で苦戦してまして、サクラ標準プレイヤーに於いて再生をすると何度再生しても途中からリズムの音が消えてしまうのです。、同じケースとも考えられたので一通り調べてみました。
ここからは、サクラと音源関連の話なので少し難しめです。
サクラ標準プレイヤーはMidiデータをテンポラリに書き出して、それを音源のMicrosoft Wavetable GS SW Synthに送りこんで演奏しています。なのでもし、このデータをTW-music2の使用する音源、Microsoft Synthesizerで普通に再生できれば、サクラ自身は正しくデータ出力できていると証明できます。
結果: Midiデータ -> TW-Music2 (Microsoft Synthesizer) 問題なし
Midiデータ -> Domino (Microsoft Wavetable GS SW Synth) 音が消える
音源のMicrosoft Wavetable GS SW Synthがどうも問題引き起こしているようだ、と解りました。
恐らく、処理限界を超えてしまうため?と考えられます。
この確認のため、イレギュラーな手段で演奏してみます。
サクラ標準 -> Virtual Midi -> DirectMusic Producer (Microsoft Synthesizer) 問題なし
サクラ標準 -> Virtual Midi -> DirectMusic Producer (Microsoft Wavetable GS SW Synth) 音が消える
音源サイドに問題を抱えているようです。
このような難しいケースは、記述のみの修正ではあまりうまくいかないことが多いです。問題の近辺の音数を減らす、強弱指定を減らすなどの手段を講じて処理負担の軽減を計るか、処理の速い音源を使用するソフトTW-Music2(Microsoft Synthesizer)を指定するなど対応を考えなければなりません。
曲のデータが多くなれば、どうしても音源の負担が増えるのでどれぐらいまで許容できるか、このさじ加減がサクラでは難しいです。ソースを見てないので何とも言えませんが、ひょっとすると同じケースではないかと思い、取り急ぎ書き込みました。
なのでこれ以後に載せてある前回に書き込んだ文面は、なんとなく可能性としては薄い気がするので参考程度に見るだけで構わないと思いますが、一応残しておきます、、
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サクラに以下の記述をしてみて下さい。
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Include(gs.h); //--初期化に必要なファイルを読む--
ResetGS; r4 //--音源初期化--
トラック1 音量120 音階5 音符4 ゲート99 音色17
時間(2:1:0) //--時間指定--、1小節後から、を全てのトラックに書き込む
//だいたいで構いませんのでこの後に、問題の部分の和音を含むトラックの
//前後8小節くらい、合計16小節程度ペーストします。
//↑------↑
これで鳴らなければ、この記述の中に問題があります。
もし、鳴ったなら別の問題です。
別の問題であったなら、必要な音源初期化がなされていないからかもしれません。
初期化は、前の曲によって変更されたパラメータ、V(50),EP(0),M(11)などのデータを最初の状態にもどします。
上記のこの行がない場合、音源のパラメータが変更されたままになっているので、幾許かの影響が出ます。
この初期化リセットは、4分音符位の時間がかかるので、演奏を1小節後からにします。、
なのでトラック1の前に前記の--音源初期化--と、ストトン等やMMLの前に--時間指定--を記述すると良いです。
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