サクラでテンポ(BPM)を指定するときは
テンポ(120)
のように指定します。
『音符8』や『音符4』はテンポ(BPM)を表すのではなくテンポに対する音の長さを表します。
テンポ(BPM)とは、1分間の間に何回『音符4』を打つか、という値です。
つまり、テンポが120の時ならば、音符4で指定した音は1分間に120回発音します。
また、音符8ならば1分間に240回、音符16ならば1分間に480回打たれます。
ですので、曲のスピードを変えたい場合でしたら、『音符』を変化させずに、『テンポ』を変化させることで曲を早くしたり遅くしたりできます。
さて、では他の音符の長さについて考えてみましょう。
音符5 とは、『音符4が4つの時間で5回鳴らす』長さです。
つまり音の長さは『音符4』の4/5です。
同様に『音符6』でしたら長さは4/6です。
このようにすれば、『音符8』が四分音符の4/8=1/2であることは分かりますね。
ちなみに、どうしても『テンポ』命令を使わずにテンポを変化させなければならない特殊な状況下においては、音符を変化させることでテンポを擬似的に変化させることができます。
計算式を載せるので必要なテンポと現在のテンポを代入して必要な値を求めてください。
(テンポ変化後の音符)=(元の音符)×(変換後のテンポ)/(元のテンポ)
です。
例を挙げます。
◆例1)
テンポ160における4分音符をテンポ120において同じ時間で発音しなさい
元の音符:4分音符
元のテンポ:150
変化後のテンポ:120
変化後の音符:4×120/160=3 (分音符)
よってテンポ120においてはテンポ150の4分音符の長さは、三分音符で表されることが分かります。
音符から変化後のテンポを知りたい場合は上記の式を移項して算出してください。
乱文ですが何かの参考になれば幸いです。